ポッドキャストをやるとわかる「自分の話し方の癖」——録音して初めて気づいた3つのこと

自分がどんな声で、どんなテンポで話しているか、正確に把握している人はどれくらいいるでしょうか。ポッドキャストの編集作業を通じて気づいた「話し方の癖」と、それがコミュニケーション改善にもたらすインパクトについてお話しします。

ポッドキャストをやるとわかる「自分の話し方の癖」——録音して初めて気づいた3つのこと

自分がどんな声で、どんなテンポで話しているか、正確に把握している人はどれくらいいるでしょうか。ポッドキャストの編集作業を通じて気づいた「話し方の癖」と、それがコミュニケーション改善にもたらすインパクトについてお話しします。

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あなたは自分の話し方を知っていますか?

突然ですが、皆さんは普段ご自身がどのように話しているか、わかっているでしょうか。

どんな声で、どんな表情で話していて、聞いている相手にはどう映っているのか。

あまり考えたことがない方が多いと思います。

社会の中で生きていくにあたって、コミュニケーションは非常に重要です。

テキストメッセージが増えた現代でも、対面で会話する機会はまだまだたくさんある。

仕事上のやりとり、お店での注文や支払い——いいコミュニケーションができることは、社会的に大きな意味を持つ要素なんじゃないかなと思っています。

同じ話でも「誰が・どう話すか」で伝わり方は変わる

同じことを話していても、話し手や話し方によって伝わり方はまったく変わってきます。

お笑い芸人の漫談を僕がそのまま話しても、同じようには面白く話せません。

その最たる例が落語かなと思っています。

落語って、昔からある同じお話を落語家の皆さんがそれぞれ演じるわけですよね。

同じ話を、いかに観客を巻き込んで面白く伝えるか——そのスキルの最高峰が落語なんだと思います。

そして「話し手」による伝わり方の違いには、その人が何者であるかという社会的な文脈が大きく影響しています。

話し方について僕が話すよりアナウンサーが話した方が説得力がありますよね。

でも今日は「誰が話すか」ではなく、「どう話すか」——話し方そのものにフォーカスしてお話しします。

まず自分の声を聞くことから始まる

世の中には話し方についての本やセミナーがたくさんあります。

でも、知識を仕入れたとしても、現状の自分がどう話しているかがわからないと改善のしようがない。

出発地点がわからなければ、どこをどう直すかの判断がつきません。

そういった知識がなくても、自分が話している様子や声を客観的に聞く機会があれば、「ゴニョゴニョ喋っていて伝わりにくいな」とか「思ったより声が上ずってるな」とか「テンポが一定じゃなくて聞き取りづらいな」といったことがわかるはずです。

一番手っ取り早いのは、自分が話している声を録音して聞くこと。

ちょっと恥ずかしいかもしれないし、継続的にやるのは難しいかもしれません。

でも一回やるだけでもとても多くの学びがあります

自分の声を意識的に聞く機会って、一生のうちに何回あるんだろうというくらい少ないものですから。

ポッドキャストの編集で気づいた3つの癖

僕にとって自分の声を聞く機会が、このポッドキャストです。

実は一発撮りではなくて、何回も撮り直しています。

不自然な間が入ったり、喉が鳴ったり、猫が乱入したりもするので編集もしている。

その過程で自分の声を何回も聞くことになるんですよね。

そこで気づいた癖が3つあります。

まず、気だるそうに喋ってしまうこと。

一音一音をはっきり発音できていない。

これには心当たりがあって、5年くらい前に「話すのがめんどくさい、口を開くのがめんどくさい」と感じていた時期があったんです。

その頃の癖がそのまま残っていたみたいで、自分ではそう話している自覚がなかったのに、まさかこんな風に聞こえているなんて、と。

次に、文節ごとに話を区切ってしまうこと。

たとえば「明日の天気は晴れです」とそのまま言えばいいのに、「明日の……天気は……晴れです」みたいに細切れにしてしまう。

これでテンポ感が悪くなっていました。

そして、思った以上に滑舌が悪いこと。

滑舌が良くないのは自覚していたんですが、想像以上でした。

それでも投稿はしてるんですけどね。

話し方を客観視するインパクト

こういう気づきって、客観的に聞く機会がないとなかなか得られません。

他の人がわざわざ「あなたの話し方、こうですよ」なんて言ってくれることはまずないですから。

ポッドキャストをやっていると、プロの方のラジオや配信を聞くときも、話し方のトーンやリズムに目を向けるようになります。

やっぱりプロの方はすごくて、「こういうところはこうやって話した方が伝わるんだな」「こういう工夫があるんだな」と気づけるようになる。

それに、発声や話し方だけでなく、話の内容や組み立て方についても気づきがあります。

「ここでこういうことを伝えたかったのに、実際に聞いてみるとさっぱり何を言ってるかわからない」——そういう発見もある。

ポッドキャストまでやらなくても、一度自分の話している様子を録音して聞いてみるだけで、実生活のコミュニケーションに大きなインパクトがあると思います。

皆さんもよかったら、ぜひ試してみてください。


まとめ

  • 話し方は「誰が話すか」だけでなく「どう話すか」で伝わり方が大きく変わる
  • 自分の声を録音して聞くことで、気だるい発音・テンポの悪さ・滑舌など無自覚な癖に気づける
  • ポッドキャストに限らず、一度でも自分の話し方を客観視する機会を持つことがコミュニケーション改善の第一歩

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