一貫性とその弊害 — LINEをすぐ返す人が2日黙ったら心配された
LINEは気づいたらすぐ返す。そう決めて続けてきた私が、無気力になった2日間だけ返信を止めたところ、何人かから心配の連絡が届きました。自分で決めた「いつものやり方」は、いつの間にか相手の前提にもなっている。その重さについて考えた回です。
🎧 Spotify で聴く · Apple · YouTube · Amazon
ここで言う「一貫性」とは何か
今日は「一貫性とその弊害」というテーマでお話しします。
最初に、ここで言う一貫性が何を指すのかを共有しておきたいと思います。
人生をかけた信条のような大きな話ではありません。
失礼な態度をとられたらこう対応する、トラブルに巻き込まれたらこう対処する、嫌なことをされたらこう向き合う。
もっと細かく言えば、LINEをどんな口調で返すか、どのくらいのタイミングで返すか。
そうした個別具体の場面での、自分なりの決まった振る舞いのことです。
LINEのやりとりやちょっとしたトラブルは、かなりの頻度で起こります。
だからこそ、それへの対応は自然と形ができていき、その人の色や特徴のようになっていくのだと思います。
「この人はこういう口調で返してくるな」「ここでこう反応するのはこの人らしい」。
ある程度付き合いのある相手なら、遊びに誘ったときにOKならこう返ってくる、ダメならこう返ってくる、というのがなんとなく分かってくるはずです。
それは相手が一貫したスタンスで返信しているからで、同じものは私たち自身にもあるのだと思います。
私がLINEをすぐ返すようにしている理由
最近、この一貫性と、それに伴う弊害を身をもって感じる出来事がありました。
これもLINEの話です。
私は、LINEはなるべく早く返すようにしています。
気づいたら、そのタイミングで返信する。
他愛のない世間話なら返信のタイミングは気にしなくていいと思いますが、仕事や何かを決めるやりとりでは事情が違います。
相手の返事がないと予約ができない、次に進めない。
たった一つの返答を待つために、作業全体が止まってしまうことはよくあります。
プライベートならまだ許せますが、仕事となるとそれなりのストレスです。
自分がそうされる分には少し困る程度で、目くじらを立てるほどではありません。
ただ、自分が人に対してそれをしてしまうのは良くないと思っています。
逆に言えば、返信が詰まらずに早いだけで、相手の仕事はストレスなく進みますし、印象も良くなります。
一時期は、すぐ返すのではなく「この時間は返信の時間」と決めてまとめて返していたこともありました。
ただ、関わる人が増えるにつれてそうもいかなくなりました。
この話はまた別の機会にできればと思います。
いずれにしても今は、遅くともその日のうちには返すようにしています。
2日間返さなかったら、心配の連絡が届いた
そんな私ですが、昨日と一昨日、少し無気力な状態になってしまいました。
寝込んでいたわけでも、だらけていたわけでもないのですが、どうにも動けず、自分が情けないと感じていた時期です。
その間、なぜかLINEを一切返しませんでした。
期間にすると1日半から2日ほどです。
すると、「何かあったのかな」という心配のLINEを何件かいただきました。
申し訳ないことをしたと思い、すぐに謝りました。
つまり、私が「すぐ返信する」というスタンスを一貫して続けていたからこそ、そこから外れたときに、相手は「何かあったのだろうか」「機嫌を損ねてしまったのだろうか」と、ネガティブなことを想像してしまったわけです。
もし私が普段から全然返信しない人であれば、こうはならなかったはずです。
すぐ返すことを続けてきたからこそ、いらぬ心労をかけてしまった。
これが、今回私が実感した一貫性の弊害です。
相手は、私の返信ペースを織り込んで動いている
今回は大した用件ではなかったので良かったのですが、これが大事な仕事の話だったらどうでしょうか。
私がいつもこのペースで返すことを、相手も分かっています。
だから相手は、それを前提に織り込んだうえでメッセージを送ってきます。
たとえば、重要なプロジェクトの確認を前日に送ってくることもあるでしょう。
それは「この人なら1日以内に返してくれる」と思っているからです。
そこで私が突然、1週間、2週間と返信を溜めてしまったら、相手のスケジュールは狂ってしまいます。
返信が来ないので焦りますし、それに合わせて組んでいた予定も崩れます。
これはビジネスに限った話ではなく、プライベートの予約や予定の調整でも同じことが起こります。
だからこそ、メッセージに一貫性を持つことと、そこに責任を持つことは表裏一体なのだと思います。
返信のスタンスは誰にでもあるものですが、物事を建設的に進めるという観点で見ると、責任まで含めた一貫性があったほうが、無駄な心労をかけず、ストレスのないコミュニケーションにつながるのではないでしょうか。
あなたのLINEスタンスはどうですか
最後に、皆さんにも聞いてみたいことがあります。
LINEはどんなスタンスで返していますか。
すぐに返す人もいれば、溜めておいて思い出したときにまとめて返す人もいると思います。
仕事の内容によっても、このあたりはだいぶ変わってくるはずです。
どのやり方が正解ということではありません。
ただ、自分で決めたやり方は、いつの間にか相手にとっての「いつものあなた」になっています。
そのスタンスを守る責任感も、もしかしたら必要なのかもしれません。
よかったら、皆さんのLINEスタンスもコメントで教えてください。
まとめ
- LINEの口調や返信タイミングなど、個別具体の振る舞いにも一貫性があり、それがその人らしさになっています。
- すぐ返す人が返信を止めると、相手は「何かあったのか」と心配します。一貫性があるからこそ生まれる弊害です。
- 相手はこちらの返信ペースを前提に動いているため、一貫性には責任まで含めて向き合うことが大切です。
メールで受け取る
新しい回の配信と、記事にだけ書いた続きを、たまにメールでお送りしています。無料で購読する。
この回について思ったこと、下のコメントで聞かせてもらえたら嬉しいです。ひとりごとに返事がもらえるのは、けっこう嬉しいものなので。