横文字が覚えられない
AIとかEVとか、耳にする横文字がどんどん増えていく毎日。覚えるのが苦手だな、と感じるとき、私はいつもある一つのことを試すようにしています。今日はそんな、横文字との付き合い方の話です。
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身近になりすぎた横文字たち
インターネットやSNSが普及したせいなのかは分かりませんが、日常でもビジネスでも、横文字を耳にしたり口にしたりする機会がとても増えたと感じています。
最近だとAIとかEV、とにかく英単語に触れることが本当に身近になりました。
そういった時代に生まれた人であれば、まだ何とかついていけるんですが、それ以前の世代にとっては、こういった横文字を覚えたり使ったりするのは、なかなか難しく感じるところがあると思います。
私自身も聞き慣れない横文字を耳にすると、少しうっとなるところがあるので、その気持ちはよく分かるんです。
ただ、そうやってただただ毛嫌いしているだけでは、なんというか、時代に置いていかれてしまう。
だから、なんとかして横文字と付き合っていく必要があるんですよね。
横文字を「ひとまとまりの記号」として見ていませんか
横文字が覚えられない、嫌悪感を示してしまう理由の一つとして、横文字の言葉の意味そのものを考えていない、というのがあるんじゃないかなと思っています。
どういうことかというと、横文字を見たときに苦手だな、うっと感じてしまうのは、横文字を「ひとまとまりの記号」として捉えてしまっているからだと思うんですね。
でも、横文字って大体は海外の言葉がベースになっていて、その言葉というのは、言ってしまえば単語の組み合わせなわけですよ。
だから、ひとまとまりの記号としてではなく、単語で構成されたものだとちゃんと認識して、その単語一つひとつの意味を知ることで、ぐっと解像度が上がって、横文字に向き合えるんじゃないかなと思っています。
ファントム・バイブレーション・シンドロームを分解してみる
具体例を交えて話したいと思うんですが、たとえば「ファントムバイブレーションシンドローム」という言葉、意味が分かりますか。
文字列が長いので、うっとしてしまうような横文字ですよね。
これは私が捏造した単語ではなくて、ちゃんと存在する単語です。
このまま捉えると何のこっちゃという感じですが、構成している単語に一度分解してみましょう。
ファントム、バイブレーション、シンドローム、の3つに分けられます。
それぞれの意味は、ファントムが「幻」、バイブレーションが「振動」、シンドロームが「症候群」。
組み合わせると、幻の振動の症候群、という意味になります。
実際にこれが指すのは、ポケットにスマホを入れっぱなしで通知の振動に慣れていると、本当は鳴ってもいないのに「あれ、スマホ鳴ったかも」と感じて手に取ってしまう、あの症状のことなんです。
心当たりのある方も多いんじゃないでしょうか。
面のまま捉えていたときは何のこっちゃだったのに、こうして分解して意味を捉え直すと、苦手意識がすっと消えていく感覚があるんですよね。
エスカレーターとエレベーターを見分けるコツ
もう一つ例をあげてみます。
エスカレーターとエレベーター、皆さんどっちがどっちか、パッと答えられますか。
意外と一瞬迷ってしまうんじゃないかなと思います。
これには一発で判別がつく方法があって、たとえば人が怒るとき、怒りがどんどん込み上げてヒートアップしていく、そういう場面で「怒りがエスカレートする」とか「喧嘩がエスカレートする」と言いますよね。
エスカレートというのは、だんだんと上がっていくことを意味するんです。
だから、エスカレートするものはどっちかというと、階段が少しずつ上がっていく仕組みのエスカレーター、ということになります。
こんなふうに単純な単語でも、本来の由来になっている意味を考えてみると、ずっと腑に落ちて、簡単に覚えられるんです。
分からないから避けるのではなく、分解して意味に触れてみる、それだけで横文字はぐっと近づいてくると思うんですよね。
余談 — コーヒーとポッドキャストの由来
ちなみにですが、これは「コーヒーとひとりごと」というポッドキャストなので、“コーヒー”と“ポッドキャスト”の由来についても調べてみました。
まず“コーヒー”の由来には諸説あって、一説によると、コーヒーの起源とされるアフリカ・エチオピアの産地に「カッファ」という地名の場所があり、それが由来になったという説。
もう一つは、アラビア語でワインを意味する「カフワ」に由来するという説で、コーヒーの覚醒作用やリラックス効果が、かつてはワインに似た作用と捉えられていたから、と言われています。
漢字の「珈琲」については、江戸時代後期の蘭学者・宇田川榕菴という人が、オランダ語のkoffieに当てて考案した造語だそうです。
コーヒーはあまり知られていませんが木の実で、コーヒーの木の枝には真っ赤な実が連なってできるんですね。
それをコーヒーチェリーと呼ぶんですが、それらが連なった様子が昔の花かんざしに似ていたから、王偏に「加」で髪飾りを意味する「珈」、王偏に「非」で玉を紐でつらねたものを意味する「琲」を当てた、というわけです。
“ポッドキャスト”は、AppleのiPodと、放送を意味するブロードキャストを組み合わせた造語だそうです。
iPodとブロードキャストのさらに奥にある由来は、興味がわいたらぜひ調べてみてほしいなと思います。
こんなふうに意味や背景を知ってしまえば、きっと忘れませんよね。
ここまで深くやらずとも、単語ごとに区切って意味を調べるくらいはやってみると、思っているよりずっと簡単に記憶に残ります。
横文字が覚えられない、言葉を覚えるのが苦手だなという方は、ぜひ試してみてください。
それでは、コーヒーが冷めないうちに、失礼いたします。
まとめ
- 横文字が覚えにくいのは、ひとまとまりの記号として捉えてしまっているからかもしれません。
- 海外由来の言葉は単語の組み合わせでできているので、分解して意味を知るだけで解像度がぐっと上がります。
- エスカレートやコーヒー(珈琲)のように、由来まで知ると忘れなくなるのが言葉の面白いところです。