迷信が持つパワー — ボタンとカウンターの実験が教えてくれたこと

迷信と聞くと、ちょっと怪しいものというイメージがあるかもしれません。でも実は、迷信は自分自身を静かに支えてくれる力を持っていることがあります。ある心理学の実験と、あのラグビー選手のルーティンから、そんな話をしてみようと思います。

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迷信が持つパワー — ボタンとカウンターの実験が教えてくれたこと

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迷信という言葉に感じる、少しの冷ややかさ

今日は、迷信が持つパワーというテーマでお話ししてみたいと思います。

迷信という言葉、迷うに信じると書いて迷信。

人によって真実の捉え方は違うので断定的なことは言えないですが、陰謀論やスピリチュアル系のものが、ある種の迷信として少し冷たい目で見られがちなのかなと感じています。

私自身は陰謀論についてはよく分かっていないのですが、占いはエンタメとしてけっこう面白いなと思っていて。

不思議とやる気が出たり、背中を後押ししてくれるような感じもある。

占いの館で実際に見てもらったことはないので、いつかどこかで一度体験してみたいなとは思っています。

ただ今回話したいのは、そうしたちょっと特別な迷信ではなくて、もっと身近なところに迷信は存在しているんだ、というお話です。

ボタンとカウンターの実験 — 人はどうやって迷信を身につけるのか

面白い心理学の実験があります。

迷信の獲得についての研究です。

部屋の中央にボタンがあって、その上に数字が増えていくカウンターがある。

被験者をその部屋に30分ほど放置しておく、という実験です。

ボタンとカウンターが並んでいれば、当然「ボタンを押すとカウンターが増えるのかな」と思いますよね。

でもこの実験では、ボタンとカウンターにはまったく連動性がなくて、カウントは不規則に勝手に増えていくんです。

被験者が何度ボタンを押しても、カウントは進むときもあれば進まないときもある。

そうすると人は、他のことも試し始めます。

ダブルタップしてみたり、天井をつついてみたり、大きい声を出してみたり。

そのタイミングでたまたまカウンターが増えると、「今の行動が効いた」と結びつけてしまう。

行動と結果には本当は何の因果関係もないのに、その人はそれ以降ずっと同じ行為を繰り返すようになるそうです。

これが、迷信の獲得なんですね。

人って本当に、因果関係のないものにも因果を見出して、それを信じ込んでしまう。

ちょっとしたシュールさを感じる、面白い実験だなと思いました。

スポーツ選手のルーティンも、実は迷信の一種

迷信というとネガティブに聞こえるかもしれないですが、よくあるスポーツ選手のルーティンも、言ってしまえば迷信の一種なんですよ。

少し前に活躍していた、ラグビーの五郎丸選手を覚えていますか。

両手を合わせて指を突き出す、あの独特なポーズです。

客観的に見れば、あのポーズをすることとフリーキックの結果には、まったく関係がないはずなんですよね。

じゃあどうしてあのルーティンが定着したのか。

おそらく最初にやってみたときにたまたまキックがうまくいって、「これをやったらうまくいくんだろう」と結びついた、という推測が立ちます。

まさにボタンとカウンターの実験と同じ構造です。

でも面白いのは、その先です。

もともと因果関係のなかったはずの行動が、信じて続けることで精神的な落ち着きを生み、結果的にキックの成功率まで上げてしまう

当初は意味のなかった迷信が、後付けで本当に力を持ってしまうことがある。

だから迷信は、悪いものと決めつけなくていいんじゃないかなと思うんです。

正念場の前に、自分だけの何かを一つ持ってみる

だからこそ、緊張する場面の前に自分で何か決まったことをしてみる、というのはおすすめです。

スポーツ選手だと試合前に決まった音楽を聴く人もいますよね。

正念場の前にこれをやろう、というものを一つ決めて取り入れてみると、それがいつか自分の力になってくれる日が来るかもしれません。

私自身、緊張する場面用のルーティンは今のところ持っていないのですが、日々の習慣という意味では、朝起きて瞑想をして、頭の中を吐き出すブレインダンプをして、外を走る、ということはやっています。

科学的にも体が元気になる要素はあるはずですが、それだけじゃなくて、心情的にも「これをやったから今日は大丈夫」という、ある種迷信的な恩恵を受けているのかもしれません。

皆さんもぜひ、何か一つルーティンを取り入れてみてください。

もし「自分はこういうルーティンをやっているよ」というものがあったら、ぜひコメントで教えてもらえたら嬉しいです。

それでは、コーヒーが冷めないうちに失礼いたします。


まとめ

  • 迷信は冷たい目で見られがちですが、身近なところにもっと存在しているものです。
  • 心理学の実験では、行動と結果の間に因果関係がなくても、人は勝手に結びつけて信じ込んでしまうことが示されています。
  • スポーツ選手のルーティンのように、当初は意味のなかった迷信が、信じ続けることで本当に力を持つことがあります。

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By コーヒーとひとりごと