自分の意識に意識的になる — タスクを1つに絞ってもSNSに持っていかれる

やろうと決めたことがあるのに、気づけばSNSを開いている。タスクを5個から1個に絞っても、進まないときは進まない。自分の注意がどこへ向かっているのか、少し意識的に見てみた朝の話です。

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自分の意識に意識的になる — タスクを1つに絞ってもSNSに持っていかれる

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忙しいのに、ひとつも終わらない

最近、自分の意識というか注意がすごく散漫だなと感じています。

どういうときに感じるかというと、たとえば自宅で何か作業をしようと思ったとき。

ちゃんと時間を測ったり「これをやろう」と決めてから始めたならまだいいんですけど、なんとなく手をつけ始めたときには、気づくと何かを見ていたり、SNSを開いていたりするんですね。

そんな自分に気づいて「うわ、なんて集中力がないんだろう」と思ったりします。

やろうと思っていることはたくさん抱えているのに、それがなかなか終わらない。

いろんな物事を同時に進めようとすると、ひとつひとつに割けるリソースが減って注意が散漫になって、結局ひとつの物事すらままならない。

全部に注意が向いているのに、どれにも集中していない状態になってしまう。

これは自分だけの話でもなくて、身の回りの人、たとえば母親なんかもそうなんですけど、次から次へと仕事が舞い込んできて、忙しいのにひとつも終わらないという状態がずっと続いているようです。

4個を切り捨てて、1個に決める

これに対する解決策はシンプルで、ひとつのことに集中して終わらせる。

それだけだと思うんですね。

それがなかなか難しいからできていないわけですけど。

そう考えたときに、「ひとつのものだけをやる」「ひとつだけに取り組む」というのは、ある種、自分の意識を何に向けるかという取捨選択の話なんだと思います。

たとえば仕事が5個並行してあって「全部やって」と言われたとき。

5個それぞれに意識を向けてしまうと、結局終わらないという今の悩みにそのまま戻ってしまう。

だったら他の4個は切り捨てて、残りの1個に集中すると決める。

他の4個には一切割かずに、その1個だけに自分の意識を割くと決めてコントロールする。

そういうマインド的な、意識的な取り組みが非常に重要なんじゃないかと思っているわけです。

これが冒頭に話した「自分の意識に意識的になる」という部分と絡んでくるところなんだよね。

1個に絞っても進まないのはなぜか

ただ、じゃあタスクが5個あって4個は切り捨てて1個に集中しようと決めたとして、それでもなかなか進まないということ、あるじゃないですか。

それはたぶん、タスク以外の注意を引く要素なんだと思うんですね。

5個のうち他の4個に気を取られているんじゃなくて、1個に取り組もうとしても、そもそもタスクとして上がってこないような些末な事項——SNSとか、テレビのニュースとか、雑談とか、気になる動画とか——そういうものに意識を取られてしまっている。

タスクが5個あって4個に絞る、というのは比較的主体的に、意識的に「これはなし」と選べると思うんです。

でも仕事以外の、普段の場面での意識の選択になると話が変わる。

いつの間にかSNSを見ちゃう、というレベルの取捨選択になると、途端に意識的にやりにくくなるのかなと感じています。

アテンションエコノミーの中の自分

現代はアテンションエコノミーなんて言われますけど、言ってしまえば、私たちの注意関心を数多の企業があの手この手を使って引こうとしているわけです。

SNSにしても広告にしても、全部こちらの意識を引くためのもの。

滞在時間を伸ばすことで広告の表示時間を伸ばして収益を得ようとか、とりあえず気を引いて購買につなげて売り上げを立てようとか、いろんな思惑があって注意を引こうとしてくる。

それが今の環境です。

こういうアテンションエコノミーの中で、自分が何に対してアテンションを払っているのかに無関心でいることは、なかなか難しいんじゃないかと思っているんです。

無関心でいるということは、注意を引こうとしている主体たちの思うがままに、あれだこれだに意識を向けてしまって、結局何にも集中していない、ということになってしまうんじゃないかと。

無自覚に持っていかれないために

話を戻すと、何かを達成するためにはひとつに注意を向ける必要があって、だからタスクが多く分割してあるなら「4個はもうやらない」と決めて1個に集中を割く。

これは非常に重要だと思います。

ただ、その1個に絞ったとしても、タスクとして捉えられないSNSやニュース、世の中にあるたくさんの些末な事項が、他のタスクと同じかそれ以上の力で自分の注意を引こうとしてくる。

そうなると意識が分散してしまって、結局タスクを5個並行してやっているのと何ら変わらない進捗になってしまう。

しかもタチが悪いのは、そういう注意を引いてくるものはタスクのように明示的ではないということ。

無意識のうちについつい引き寄せられて、無自覚のままその状態に陥っていることが多々あるんですよね。

だからこそ、自分がアテンションを何に向けるのか、そして今、何に向けているのか。

アテンションエコノミーの中での自分のアテンションを、より意識的に考えてみたほうがいい。

人生がうまくいく、とまでは言わないけれど、自分の目的だったりやりたいことを成し遂げるための近道にはなるんじゃないかな、と思ったという話でした。


まとめ

  • 同時にいくつも進めようとすると注意が分散し、結局どれも終わらない状態になります。まずは4個を切り捨てて1個に絞ると決めることが出発点です。
  • 1個に絞っても進まないのは、タスクとして上がってこない些末な事項——SNSやニュース——に注意を奪われているからかもしれません。
  • アテンションエコノミーの中では、注意を引く仕掛けは無意識に働きます。自分が今何に注意を払っているのかを意識的に見ることが、やりたいことを成し遂げる近道になります。

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