紙とペンとAI
デジタルが好きで、セミナーでもスマホをフル活用したい——そう思いながらも、話し手の立場に立つと、どうしても踏み切れません。この葛藤から見えてきたのは、「あえて不便に戻る」ことが、相手への思いやりになるという小さな気づきでした。
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人の話を聞くとき、何を意識していますか?
セミナーや会議、飲み会で上司や先輩の話を聞く機会って、みなさんはどのくらいあるでしょうか。
そういった場面で、何か心がけていることはありますか。
今回は「話を聞くときの姿勢・思いやり」をテーマに話していきたいと思います。
デジタル好きの本音——スマホもAIも使いたい
自分はわりとIT寄りの人間で、テクノロジーには日頃からお世話になっています。
同じことをより少ない労力でこなせる、それがデジタルの魅力だと思っているんですね。
スマホのメモ帳もよく使うし、気になることがあればその場でAIに質問するのが当たり前になっています。
だから、セミナーに参加したときも、正直スマホを開いてメモしたいし、わからないことはその場でAIに調べたいという気持ちがあります。
講師の方の話を止めて質問するより、AIに聞いた方が迷惑をかけないし、より詳しい説明が返ってくることもある。
なんならパソコンも開いて聞きたいくらい——というのが本音です。
でも、話し手の立場に立つと……
ただ、立ち止まって考えてみると、話し手の側からスマホをいじっている人を見たとき、どう感じるでしょうか。
「ちゃんと聞いてくれてるのかな」「自分の話はそんなに価値がないのかな」——そう思ってしまうことって、きっとありますよね。
自分自身、これだけデジタルに親しんでいても、後輩に話しているときにスマホをいじられたら、やっぱり一瞬ムッとしてしまうんです。
自分でもそうなんだから、デジタルに馴染みの薄い世代の方にとっては、なおさら気になる部分は大きいはずで。
理解を深めるために使っている、という自分側の論理がどれだけ正しくても、相手がどう受け取るかは別の話。
ここに、なかなか難しいジレンマがあります。
妥協案は「紙のメモ帳」と「後でAI」
そこで今は、妥協案として紙のメモ帳を持ち歩くようにしています。
話を聞きながらメモ帳を取り出してペンを走らせる。
その場でAIに聞きたいことは、スマホを開く代わりに「後で調べるリスト」としてメモしておき、セミナーが終わってから一人でAIに質問する——という流れです。
紙のメモ帳には「用途が限定されている」という強みがあります。
スマホだと、ゲームしているのかSNSを見ているのかメモしているのか、傍から見ると判断がつかない。
でも紙なら「書いている」としか読めないので、「メモしながら聞いてくれているんだな」という印象を自然に与えられます。
逆に不便なアナログに戻ることで、相手への思いやりを示す——ある種の非言語的な相槌みたいな感覚があるんですよね。
愛用しているMOFTのメモパッド
実際に使っているのは、MOFTというブランドのマグネット式メモパッドです。
スマホの背面にマグセーフでくっつけられるので、荷物が増えないのが嬉しいところ。
厚さは1センチ以下で、手帳のようにパカッと開くと、メモ帳と折りたたみ式のボールペンが収納されています。
カードケースやスマホスタンドとしても使えるという多機能ぶりで、取り出してサッとメモするという動作がとてもスムーズです。
話の場でさりげなく紙を出してペンを走らせるひと手間が、会話の相手に与える印象を意外と大きく変えてくれるんじゃないかと思っています。
まとめ
- デジタル好きであっても、セミナーや会議でスマホを使うことは話し手に対して印象が悪くなりえます。
- 紙のメモ帳は用途が限定されているため、「ちゃんと聞いている」という姿勢を自然に伝えられます。
- あえて不便なアナログに戻ることが、話し手への思いやりや非言語的なコミュニケーションになり得ます。