A4用紙で考える

AIが考えてくれる時代だからこそ、自分の頭で考える力がますます問われているような気がします。そして「深く考えられるかどうか」は、才能や努力だけでなく、考えるときの環境や道具に大きく左右されます。今回は、手の届く場所にあるA4の白紙一枚が思考をぐっと深めてくれる、というお話です。

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A4用紙で考える

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AIが考えてくれる時代に、人間の思考力はどうなる?

AIがどんどん主流になっています。

ちょっとした考え事から、調べ物や提案まで、AIが担ってくれる場面はどんどん増えてきました。

そこでふと思うのが、「全部AIに考えさせて、全部AIに判断させていたら、どうなってしまうんだろう」ということ。

AIはとても優秀だけれど、人が自分で考えて、思考して、指示を出す力というのは、今まで以上に重要になっているんじゃないかと思っています。

AIがあるからこそ、人間の思考力がより問われる時代になった。

そんな風に捉えています。

「どう考えるか」が、思考の深さを決める

じゃあ、どうすればより深く考えられるのか。

考える力そのものを磨くことも大事ですが、それと同じくらい大事なのが、「どんな環境で、どんなツールを使って考えるか」だと思います。

たとえば、ながら作業で考えるのと、そのことだけに集中して考えるのとでは、思考の深さが全然違う。

狭くて散らかった机で考えるのと、広くて整頓された机で考えるのとでも、きっと同じ差が生まれます。

考える「場」や「道具」は、思考の質に大きく影響する。

そこから出てくるのが、今回ご紹介したい方法です。

A4用紙に、思いつくままに書き出してみる

おすすめしたいのは、A4の真っ白なコピー用紙を使って考えること。

やり方はシンプルです。

考え事をしながら、頭にあることをとにかく書き出していく。

きれいにまとめようとしなくていい。

比較検討している事項も、まだ整理できていないアイデアも、思いつくままにぐちゃぐちゃに書いていけばいいんです。

それだけで、何もなしで考えるときと比べて、思考が整理されて短い時間で深く考えられるようになります。

「え、そんなこと?」と思うかもしれないけれど、一度やってみるとその違いが実感できます。

脳のRAMを「外に出す」という発想

なぜ書き出すと思考が深まるのか。

そのヒントは、脳の短期記憶にあります。

人間の脳には、考え事の材料を一時的に置いておくスペースがあります。

コンピューターで言うRAM(メモリ)のようなもので、当然ながら容量に限りがある。

深い思考には多くの情報を比較・整理する必要があるのですが、そのすべてを頭の中だけで処理しようとすると、あっという間にいっぱいになってしまいます。

パソコンがRAM不足で熱くなり、動作が遅くなるのと同じことが、おそらく頭の中でも起きているんです。

だから必要なのは、情報を頭の外に「外部化」してあげること

考え終わった部分や、その場で見返せればいい情報は紙に書き出して、脳のスペースを「今考えるべきこと」のために空けてあげる。

これがA4用紙の本質的な役割だと思っています。

A4用紙をすすめる理由と、実際の使い方

もちろん、外部化のツールは紙でなくてもいい。

メモアプリでも、デジタルノートでも構いません。

ではなぜA4用紙をすすめるのか。

まず、気楽に使えること。

方眼紙やルーズリーフだと、線に合わせて書こうとしたり、一枚を大事にしすぎてしまう。

でもA4のコピー用紙なら大量にあるから、どんどん使い捨てる感覚で書き出せます。

真っさらで制限がないから、思考も縛られない。

そして、スペースの広さも大切です。

スマホより小さいメモ帳で考えようとすると、なんとなく思考の幅までちっちゃくなってしまいそうじゃないですか。

冒頭の「広い机 vs 狭い机」の話と同じで、思考に使うスペースは大きければ大きいほどいい。

さらに、タイピングよりも手書きの方が思考が整理されるという実感があります。

音声入力やキーボードと比べて、ボールペンで書き出すほうが頭がすっきりする。

なぜかはうまく説明できないのですが、体を動かす動作が関係しているのか、紙に慣れ親しんできた習慣からなのか、確かにそう感じます。

実際に活用しているのが、「idontknow.tokyo」というブランドの「Upright ヨコ」というスタンド。

A4用紙を立てかけておくだけのシンプルなアイテムで、5,000円ほど。

モニターの前に置いて、何か考えたいときにさっと取り出せるようにしています。

500枚ほど収納できるので、惜しみなく使えるのがいいんです。

ちなみに、このポッドキャスト自体も、本来であればA4用紙に書き出して整理してから話せばよかった……と反省しているくらい、おすすめです。


まとめ

  • AIが思考を代替する時代だからこそ、自分の頭で考える力の重要性がより高まっています。
  • 深い思考には「考える環境・ツール」が大きく影響します。脳のRAMには容量の限りがあり、情報を外部化することで考えるためのスペースを確保できます。
  • A4の白紙に思いつくままに書き出す習慣は、気楽さ・広さ・手書き効果の三拍子が揃った、シンプルで効果的な思考整理の方法です。

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By コーヒーとひとりごと