自分のアイデアを疑う
ブレストで出したアイデアって、自分ではすごく良いと思っていても、客観的に見ると意外と穴だらけだったりします。そんなときに私がやっているのが、議論に持ち込む前にAIに批判してもらうという一手。アイデアへの愛着を一歩引いて見つめ直すコツについてお話しします。
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ブレストで起きる「自分のアイデアへの愛着」
最近、地元のイベント運営に携わらせていただいています。
こじんまりとしたイベントなんですけど、地元の方がずっとつないできたもので、「盛り上げたいね」というご相談をいただいて、5人くらいのチームでブレストをしているところです。
アイデアを出すこと自体はすごく大事なんですけど、その先には必ず議論が待っているんですよね。
全部のアイデアをそのまま採用できるわけではないので、絞ったり批評したりというフェーズが出てきます。
ここで難しいのが、みんな自分のアイデアにとても強い愛着を持っているということ。
自分自身もそうなんです。
「これは良いだろう」「他の人の案より優れているだろう」と思ってしまう瞬間が、正直ないわけではない。
アイデアを出した瞬間って、ある種そのアイデアに恋をしているような状態で、良いところばかりに目が向いて、穴や懸念点が見えにくくなるんですよね。
純度を上げてから議論に持ち込みたい
どんなに良いと思っているアイデアでも、客観的に見ると結構穴があるものです。
それを自信満々に出してしまうのが、ブレストのちょっとした問題点かなと感じています。
もちろん低い純度のアイデアがたくさん集まること自体は悪くないんですけど、「もうちょい磨けたよね」という段階のものがいっぱい出ると、後でその穴をみんなで埋める手間がかかります。
ミーティングって、特に対面でやる場合はみんなの時間を同時に拘束するので、コストがすごく高いんですよね。
人数が増えるほどアイデアの量も増えるかもしれないけど、その分時間も削られる。
だからこそ、ビジネス系のミーティングではアイデアの精度を少しでも上げてから持ち込んだほうがいいんじゃないかなと思っています。
AIに自分のアイデアを批判してもらう
そこで自分がやっている対処策なんですけど、アイデアが思いついたら、それをAIに客観的に批判させるんです。
使っているのはGoogleのGeminiやAnthropic社のClaudeですが、チャット型のAIなら何でも構いません。
やり方はシンプルで、まずAIに自分の立場と文脈を共有します。
「いまこういうイベントの運営に入っていて、背景はこうで、こういう問題を解決しようとしている」と。
その上で、「こういう提案を思いついたので、客観的に評価して」「批判的に穴や懸念点を指摘して」と言葉を添えて投げる。
そうすると、自分では気づけなかった痛い指摘がたくさん出てきます。
「その観点はなかったな」「そこまで深く考えられていなかったな」というところがどんどん見つかって、アイデアへの理解の解像度も深まっていく。
批判を見るのは正直つらいんですけど、ミーティングで突っ込まれるであろう部分を先回りして潰せるので、結果としてアイデアのクオリティが上がるなと感じています。
客観視はマインド面でも効く
もう一つポイントがあって、AIで客観視するメリットは精神面にもあるんです。
一度外からの視点が入ることで、アイデアへの熱中を抑えられるんですよね。
盲目になっていた状態から、一歩身を引ける感じ。
議論中にいきなり指摘されると結構グサッとくるし、熱中しているとつい「ムッ」としがちじゃないですか。
でも事前にAIから批判を受けていれば、それに対する回答も準備できるし、「自分の意見は100%じゃないんだな」と認識した上で議論に入れる。
これが意外と大事で、ミーティングを円滑に進めるためにも、自分が平静でいるためにも効いてくるなと思っています。
ブレストの自由さは残しつつ、議論の前に一手
ブレストはもちろん自由に出すのが大事です。
ただ、時間が限られていて前に進めることが目的のビジネス系ミーティングなら、議論に持ち込む前にAIに質問をしてみて、一度自分のアイデアを疑う・客観視するというステップを挟んでみる。
それだけで、自分では気づけなかった部分にも気づけるし、アイデアを絶対視してしまうこともなくなる。
ミーティングも円滑に進むし、精神的にもちょっと平静でいられるんじゃないかなと思います。
まとめ
- ブレストで出したアイデアには強い愛着が湧き、穴が見えにくくなりがちです。
- 議論に持ち込む前にAIへ文脈を共有して批判してもらうと、アイデアの精度が上がります。
- 客観視を一度挟むことで、議論中の感情的な動揺も抑えられて平静を保ちやすくなります。