完璧主義の罠
完璧主義を美徳だと思っていませんか?でも、その完璧を追い求めることが、実は最大の足かせになるかもしれません。5科目のテスト勉強という具体的な例を通じて、なぜ完璧主義は「罠」となるのかを解き明かします。
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完璧主義について考える
おはようございます。
今日は完璧主義の罠というテーマでお話ししたいと思います。
みなさんの周りに、完璧主義だなぁと思う人はいませんか?もしくは自分自身が完璧主義だと思ったことはありませんか?完璧主義という言葉は、人によって捉え方が異なります。
何でも完璧にこなす人、こだわりの強い人として、ポジティブな意味で使うことが多いですね。
今回は、あえてネガティブな視点から、完璧主義の裏に潜むリスクや罠について考えてみたいと思います。
完璧に見える行動の裏側には、実は落とし穴があるのです。
5科目テストの例で学ぶ
具体的な例を通じて考えてみましょう。
5科目のテストがあり、試験まで残り5ヶ月あるとします。
みなさんは何の前提知識もないので、現時点では基本的に0点です。
ここで大事なポイントは、テスト勉強の効率です。
0点から50点まで持っていくのに、1科目あたり2週間かかるとしましょう。
では50点から80点にするのはどうでしょうか?実は0点から50点の場合より、大変なんです。
テストの得点分布を見ると、50点付近が最も多い層になっているため、そこから上に行くには普通よりプラスアルファの労力が必要なんですね。
0点から50点まで2週間なら、50点から80点に行くのはその倍の4週間、つまり1ヶ月かかります。
さらに80点を100点にしようと思ったら、その倍の2ヶ月くらい必要になります。
100点というのはクラスに1人いるかいないかの水準だからです。
完璧主義の落とし穴
ここからが本題です。
では、完璧主義で進めたらどうなるでしょうか?
最初の数学を完璧(100点)にするのに2ヶ月使うとします。
次に国語を完璧にしようと2ヶ月使います。
そうすると残りは1ヶ月。
残りの3科目を完璧にできるはずがありません。
1ヶ月で80点程度が精一杯です。
結果として、完璧にしてから次に進んだ人は、数学100点 + 国語100点 + 英語80点 = 合計280点となってしまいます。
一方で、どの科目も1ヶ月で80点のクオリティまで持っていき、次々と進めていった人はどうでしょう?5科目すべてを80点レベルで完成させます。
合計点数は80点 × 5 = 400点。
なんと120点もの差が出てしまうのです。
完璧主義で進めた人と、80%の達成度で進めた人では、最終的な成果が大きく異なってくるんですね。
「完璧」とは何か
ここで考えさせられるのは、「完璧って何なのか」という問いです。
これは現実世界のすべての物事に当てはまります。
アイデアを提出するとき、「まだ完璧じゃないから出せない」と言う人は、みなさんの周りにもいるんじゃないでしょうか。
もしくは、みなさん自身がそうなっていないでしょうか?
ですが完璧って、誰の基準で決まるんでしょうか?そもそも簡単に達成できるものなのでしょうか?完璧は、人の満足や納得を基準にしていることが多いですが、その定義は非常に曖昧です。
完璧という言葉は見栄えが良く、キラキラして聞こえますが、その裏には実はデメリットが潜んでいるんです。
自分自身の実体験から
このPodcastのクオリティを見てもらえば分かる通り、僕は完璧主義ではないんですが、実は完璧主義になってしまう側面があります。
そして、投稿が遅れたのも、まさにこの完璧主義の罠に陥っていたからです。
1月からPodcastを始めているはずなのに、「もっとクオリティを良くしよう」「台本をきれいに書こう」と思ってしまい、結果として全然投稿できていませんでした。
しかし、完璧じゃない状態でも話して投稿してみると、どうなったか。
確かに音質は悪いし、話も下手で伝わりづらい部分もあります。
それでもこうしてコンテンツを上げ続けることで、だんだんと話し方が改善される学びの期間が生まれますし、投稿した分だけリスナーに見つけてもらえる確率も上がります。完璧にしようと投稿しなかった自分より、ずっと先に進めているんです。
もし完璧主義に陥ったままだったら、今もまだ一本も投稿していなかったかもしれません。
だからこそ、みなさんも完璧主義の罠には陥らないよう、気をつけていただきたいと思います。
まとめ
- 完璧主義は一個完結してから次に進もうという姿勢につながり、結果的に全体の成果を大きく減らしてしまいます
- 5科目テストの例では、完璧主義で進めた場合280点であるのに対し、80%のクオリティで進めた場合は400点となり、120点もの差が生まれます
- 「完璧」の定義は曖昧で、完璧主義に陥ると前に進めなくなるため、ある程度の達成度で進んでいくバランスの取れたアプローチが重要です