ゆとりを先立たせる
魅力的だなと感じる人には、どこか余裕があります。自分もそうありたいと思いながら、最近はやることが多くて切羽詰まる毎日。すべて片付けてから余裕を作ろうとしてきたけれど、どうやらその順番が間違っていたみたいです。
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魅力的な人には、いつも余裕がある
みなさんが「素敵だな」「魅力的だな」と思う人は、どんな人ですか。
身の回りの方でも、テレビやSNSで見かける方でも構いません。
今日お話ししたいのは、見た目やかっこよさではなくて、内面とか仕草とか、そういう精神的な部分のことです。
優しい人、笑顔が素敵な人、気配りができる人。
パッと思いつくのは、きっとそういう人だと思います。
そしてそういう人に共通しているのは、余裕があるということ。
心に余裕があるから、ちょっと失礼なことをされてもすぐに怒らないし、トラブルがあっても穏やかに対応できる。
一緒にいるとこちらまで穏やかな気分になる、そんな心地いい人です。
自分もそうありたいなと、強く思っています。
余裕のある人とは、まさに対極にある自分
そう思っているのに、最近の自分は仕事でやることが多すぎて、パフォーマンスが追いつかず、人間関係のトラブルも重なって、ちょっと切羽詰まっている状態なんです。
理想とする「余裕のある人」と、まさに対極にいる感じ。
どうやって抜け出そうかと考えたとき、最初はこう思っていました。
「もっと頑張って、生産性を上げて、すべて終わらせれば、ようやく余裕が取れるはずだ」と。
でも、そうこうしているうちに軽く半年近く経ってしまって、最近ようやく気づきました。
このアプローチは、たぶん根本から間違っていたんだろうなって。
ゆとりは、頑張った後ではなく先に作るもの
余裕とかゆとりというものは、すべて頑張って終わらせた上で作るものじゃない。
先に確保しておくものなんじゃないか。
最近そう気づきました。
どんなに頑張っても、追いつかなければどんどん余裕がなくなって、自分のパフォーマンスは落ちていく。
そのストレスはどこかしら態度に漏れ出して、周りの人の気分まで悪くさせてしまう。
結果として全体のパフォーマンスも下がっていく——そういう悪循環の中に、いま自分はいるなと感じます。
そうじゃなくて、たとえばタスクやスケジュールの中に「絶対不可侵の領域」を先に作っておく。
どんなに切羽詰まっていても、そこだけは何もしない、考えない、と決めた落ち着くための時間。
そしてそれ以外で対処できない物事は、そもそも引き受けない。
そういう設計のほうが、たぶん正しかったんだよねって思います。
あえて一つ、使わないベッドを残す
ゆとりを先に作ったほうが、むしろパフォーマンスが上がるという話を、以前本で読んだことがあります。
ある病院の話です。
病院にとってベッドはとても大事で、受け入れられる患者さんの数はベッドの数で決まる。
だからその病院では、ベッドをパンパンにフル稼働させていた。
それでもなぜか対応できる患者さんの数は増えず、医師や看護師さんの生産性も上がらなかったそうです。
そこで思い切って、ベッドを一つだけ「絶対に使わない」と決めた。
普通に考えたら、ただでさえパンパンなのにもう一つ減らすなんて、もっと逼迫するように思いますよね。
でも結果は逆で、医師や看護師さんの効率がぐっと上がって、対応できる患者さんの数まで増えたそうです。
ゆとりがあるからこそ、心理的安全性が生まれ、リラックスして力を発揮できる。結果的にいい循環につながっていく。
そういうことなんだと思います。
一歩一歩、ゆとりを先に確保しながら
だから自分も、ベッドをパンパンに使うみたいに「頑張ろう頑張ろう」とやるんじゃなくて、「いつか余裕が欲しいな」と思うんじゃなくて、先にゆとりを確保した上で取り組んでいく。
それがメンタルヘルス的にも大事なんじゃないかなと思いました。
とは言いつつ、すぐに実行するとなるとちょっと難しくて、結局先延ばしにしちゃいそうな自分もいます。
それでも一旦、心のゆとりを先に確保して、一歩一歩、一個一個、着実に、いまある問題を解消していけたらなと思っています。
今日はそんな、ゆとりを先立たせるというお話でした。
それでは、コーヒーが冷めないうちに失礼いたします。
まとめ
- 魅力的だと感じる人には、心の余裕があります。優しさも穏やかさも、そこから生まれているように思います。
- 余裕は、すべて頑張って終わらせた後に作るものではなく、先に確保しておくものだと気づきました。
- ベッドをあえて一つ空けた病院の話のように、ゆとりがあるほうがむしろパフォーマンスは上がります。一歩ずつ、先にゆとりを置きながら進んでいきたいです。